2021-01-01から1年間の記事一覧

12/23 未来 完読

私としては60点かな。それでも電車の中で3回は泣いた。それも涙を流しながら。一度はこれ以上電車の中で読めんと本を閉じるくらい。 題名が「未来」で裏表紙に数十年後の未来からの手紙が届くと書いてあったので、東野さんの「時生」の様なものかと思ってい…

12/12 町泥棒のエゴイズム 完読

川崎駅周辺をジャック、町泥棒するって言う裏表紙、帯の文句に釣られて購入。川崎駅周辺の実在する施設名に合わせて、架空と思われる組織やら団体が章ごとに語り手を変えて、ある目的の為に町を盗むと言うお話。3分の2ぐらいまでそれぞれの章で語られること…

12/6 ある男 完読

亡くなった旦那さんが、別人だった?本人が語っていた実家に連絡を取り、兄がやってきて、この人は誰?となってしまった。その男が誰なのかを、たまたま別件で離婚の調停をしていた弁護士が、その人が誰なのかを探って行くと言う内容。弁護士が在日3世であり…

11/25 長い長い殺人 完読

久しぶりの宮部みゆきさん。蒲生邸から3年経っていた。他にも読んだ気になっていたが、これが2冊目。何で何だろう、話を進めるのが、いろんな人の財布、この財布を擬人化して、物語を回していたり、犯人の動機が目立ちたいからだったり、なんかどっかで聞い…

11/18 凍える島 完読

久しぶりの推理小説。鮎川哲也賞受賞作。帯に、間違いなく面白い、と書いてあったので購入。確かに面白くあったが、なんか腑に落ちないところもあり、間違いなく面白いとは言い難いと感じた。孤島に八人避暑に行って、連続殺人が起こる。解説にも書いてあっ…

11/13 告白 完読

いやー長かった。八百数十ページ。表紙カバーに分厚い本で抵抗があるが読み応えあるとか書いてあり、又吉さんもコメント書いてたので購入。読んでいる時は苦痛であったが、読み終えて、まあまあ面白かったと感じた。実際にあった事件の話だと読み終わって知…

10/20 Aではない君と 完読

息子が人を殺すと言う犯罪を犯した。その少年は、頑なに真実を隠す。この本はそんな息子の父親が主人公で、その真実を追求する為に苦悩し奔走し成長するもの。真実がわからないがために、まずは息子がそんな事をするはずは無いと盲信する。証拠物件が明確で…

10/11 高校事変Ⅺ 完読

待ちに待ったⅪ。白村江が思いの外長くかかったので、発売日の購入とはならなかったのが残念。って、残念がることもないか。今回で大団円を迎えると思っていたが、まだ続くとは。大きく予想を裏切られた。正直、読んでいて、この後、どうやって結末に向かうの…

映画鑑賞(7/3〜10/1)

5/1のマンクから何本か映画観ているのだけれど、感想が追いついていないのでまとめて記載する。さして書くことも思いつかなかった映画なんだろう。7/3 ゴジラ対キングコング8/1 ジャングルクルーズ8/13 パンケーキを毒味する9/1 スペースプレイヤーズ10/1 ノ…

10/5 白村江 完読

いやー長かった。白村江の戦いってよく知らなかったから興味が出て購入。唐・新羅連合軍と百済・倭連合軍が百済の滅亡をかけて白村江で戦ったもの。白村江は「はくすきのえ」?「はくそんこう」?新羅は「しらぎ」?「しんら」?百済は「くだら」?「ひゃく…

9/18 サロメ 完読

久々に原田マハさん、と言っても間、1ヶ月だが。次は何読もうと本屋で物色している時、この本に目がいって、パラパラとめくってみると、各章毎に全面真っ黒のページが2ページ。なんじゃこりぁ、物語的になんかあるんだろう、面白そう、と言うことで購入。オ…

9/11 対岸の彼女 完読

直木賞受賞作。裏表紙のあらすじで、女同士の確執みたいな事が書いてあったので、ちょっとな、と思いながらも、店のポップに男性も共感できるみたいな事が書いてあったので、賞を取った小説を読んでいた方が良いかなと思って購入。直木賞を取っているんだか…

6/16〜19 思い付き紀行

2021年6月16日〜19日、神戸有馬温泉〜金沢〜川崎6/15(火)母の施設の件と相続の件で、川崎から生まれ故郷の尾道へ帰省。この日は途中福山のパチンコ屋で当たってしまい到着が夜になり何もできず。なぜ帰省できたかと言うと、6/14帯状疱疹の病院へ行く必要が…

9/5 道徳の時間 完読

何気に手にした本。ビデオジャーナリストが主人公。妻が通っている陶芸教室の先生が自殺、その現場に「道徳の時間です」の文字。加えて、以前より発生している、近所のイタズラ、そこにも、「生物の時間です」とか「化学の時間です」の文字。陶芸家の葬式で…

8/28 映画 キネマの神様 鑑賞

本を読んだ感想をブログに挙げたその日に観てしまった。本との違いがどれ程かを確認するために。全く違ってた。同じなのは、主人公家族と名画座の館長の名前ぐらい。ストーリーも人間性も全く違ってた。とは言ってもさすが山田洋次さん、うまくもってあくな…

8/26 キネマの神様 完読

モーレツに感動した。電車内で涙と鼻水ダラダラ流してしまい、周りの人は笑っていただろう。先々週、会社の先輩に映画のキネマの神様観にいかないかと誘われたのだが、体調も芳しく無かったので断ってしまった。その後、何気に本屋さんを覗いてみたら、なん…

8/20 本性 完読

面白かった。9章からなる小説で、最初の4章がちょっと特殊で胡散臭い人達が主人公で弱さと強さを見せながら、それぞれの数日間が描かれているのだが、それらに必ず現れるのが、サトウミサキとテレビから流れてくる多摩川河川敷のコンテナ内で発見された女性…

8/15 怒り 上下 完読

感想文書き始めて、初めて一冊で完了しない本を購入。上巻読んで面白く無かったらどうしようも無いなぁという思いから、購入を躊躇していたのだが、意を決して2冊ものを購入。その時、他にビビッときたものがなくて、まずは上だけ購入。結果、面白かった。最…

8/7 異邦人(いりびと) 完読

面白かった。さすが原田マハさん。画廊の副社長で旦那さんが銀座画商の2代目である主人公の女性が懐妊し、東日本大震災直後の東京から避難のために京都へ行き、京都の四季を背景に出産するまでの物語なのだが、震災があったばっかりに、京都へ行ったばっかり…

7/31 殺した夫が帰ってきました 完読

久しぶりに推理小説読みたくなったので購入。結果、謎解きではなく、どちらかと言えば、サスペンスの方が強かった感あるも、おもしろかった。帯には1日で読むほど先を知りたくなったと書いてあったがそう思った。文章の運びも、展開も程よいところで、場面を…

7/26 たゆたえども沈まず 完読

ゴッホ、と言うよりはゴッホを取り巻く人達の話。歴史的事実の中に、真実では無いかと思われるくらいのフィクション。私みたいな知らない人が読むと、真実としか思えない内容。最後にフィクションて書いてなければ全く気づかないだろう。ゴッホって、死んで…

7/10 暗幕のゲルニカ 完読

モーレツに感動した。ピカソのゲルニカを軸にして、ヨーロッパでの第二次世界大戦前後のゲルニカの誕生と2001年9月1日同時多発テロ後のゲルニカの誘致、という時、も場所も目的も異なった二元的というか、次元を超えた反戦、反テロへの行動、しかもそれを絵…

7/2 楽園のカンヴァス 完読

原田マハさんにハマってしまった。本日はお日柄もよくとは打って変わって、推理と言うかミステリーと言うか、謎めいた本でかつ物語もわかりやすく、大変面白い内容だった。絵画の事は一切興味が無かったのに、出てくる絵の描写を読んでいると無性にどんな絵…

6/25 本日は、お日柄もよく 完読

この本も、ずっと本屋の平台に乗っていて気になっていて、その周りに原田マハさんの他の本もずらっと並んでいて、いつか読もうと思っていた本。この感想を書くまで、浜田マハさんだとずっと勘違いしていて、回文になってる名前だ、と感心していたんだけど、…

6/16 紙の月 完読

一歩間違えると誰もが犯罪者って外カバーに書いてあり、裏表紙のうたい文句も興味深かったので購入。結論、面白かったぁ〜。宮沢理恵さんが主役で映画作ったみたい。ちょっと綺麗すぎると思うが。一般的な女性が銀行の営業をしながら、初めは仕方なく、お客…

6/11 JR上野駅公園口 完読

全米図書賞1位の帯が付いており、本屋の平だなにずっと置かれてて、前から気になっていた本。結論からいうと、私には合わなかった。さほど面白いとも思わなかった。感動もしなかった。要所要所で出てくる情景や心情の表現に、おっ、と引っかかるものはあった…

5/29、6/4レミゼ鑑賞

2年ぶりのレミゼ。一昨年はチケット販売開始と同時に100回以上コールしたが繋がらず、数時間でソールドアウトと言われてガッカリし、ビアゴーゴーって言うネットチケット売りで5000円のチケットを15000円で買ってようやく2階席で観ることができた。今年も覚…

6/4 横浜大戦争 明治編 完読

読んだ読んだ。明治編。神が主人公だとなんでもありだなぁって読んでしまったが、やっぱりそれでも面白かった。土地神様の人間臭さとか、明治初期の頃の「民」の純朴さとか、とてもわかりやすく書いてあり、何となく先が読めるのだが、スッと胸に落ちてくる…

5/26 横浜大戦争 完読

いやー面白かった。横浜市の各区にそれぞれ土地神様がいて、ひょんなことから、横浜市の土地神様から横浜一を決めるお達しがあり戦争が始まると言う掴み。その土地神様達のキャラクターが面白い。人間の生活を熟知する為に人間社会で仕事や立場も持ちつつ、…

5/17 眠れないほどおもしろい世界の三大宗教 完読

眠れないほど面白くはなかった。ただ知らない事がいっぱいあったのでためにはなった。三大宗教とは、キリスト教、イスラム教、仏教。特に、イスラムについては全く知らなかったので、少しは面白かった。本の冒頭、これを読めば、今まで疑問に思っていたこと…