待ちに待ったⅪ。白村江が思いの外長くかかったので、発売日の購入とはならなかったのが残念。って、残念がることもないか。
今回で大団円を迎えると思っていたが、まだ続くとは。大きく予想を裏切られた。
正直、読んでいて、この後、どうやって結末に向かうのだろうと心配するぐらいのスケールのデカい展開で、それでいてそんなに嘘くさくもなく、とにかくどうなっていくのか知りたくて読む速度が速くなる。
数ページ後には死んでしまう人物の名前も丁寧に書いてあり、これ誰だっけ?と思う人もいたり、一巻で出てきた人がまた出たりして、わからないまま読み続けても全く問題なく入ってくる。それだけでも面白い。
Ⅹで結衣がホンジュラスに行ってそのままの状態でⅪに続いており、いつどういうシチュエーションで出てくるのか楽しみでワクワクしながら、登場したらしたで、オー、そうきたかと思いながらも鳥肌が立っている。
今回、ホンジュラスからどうやって日本に戻ってきたか、一言でしか書かれておらず、ただ、「某国でひと事変起こしてきた」とだけ。スゲー。ここからは憶測であるが、Ⅻはその事変で終わって、長男の架禱斗との最終対決は13ではないかと踏んでいるがどうだろう。
次回も楽しみである。