5/12 書いてはいけない 読了

森永卓郎さんがステージ4のガンに患われ、遺書のつもりで執筆されたとのことで、応援の意味も込めて購入。JAL123便の事件のことを書いているとも聞いていたのでそれも購入の理由。

森永さん曰く、メディアのタブーと言うものが3つあり、①ジャニーズの性加害、②財務省の考え方、③JAL123便だそうだ。この事をメディアで企画を提案したり、現在事実とされている事を否定したりすると芸能界から干されるとの事。確かに森永さん急にメディアに出なくなっていたと今になって思う。病気の事もあるのだろうが。

この3つの内、①のジャニーズについては日本では取り上げなかった事件がイギリスだったか海外のメディアが取り上げそこから日本に逆輸入されようやく日本メディアも動き始め、詳細が明らかになった。これはジャニーズの圧力もあるのだろうが、メディア側の忖度に大きな問題があるとの事。それでもメディアが動けば徐々に解明されると言う事で、森永さんはこの事をメディアに問うために重病と闘いながら訴えているのである。

JAL123便御巣鷹山墜落の件は青山透子さん本で読んでいたので事件の状況と不可思議な事実はその域を脱していないのだが、この裏に事件の真相は日本政府に原因があり、その不手際をアメリカに握られたため、それ以降の主に経済ついてはアメリカの意見に逆えない様になり、日本経済の堕落に繋がっているとの事。なるほど。

②の財務省については、テレビラジオ雑誌といったメディアは載らないが、現状、SNS上で嘘か誠かは議論余地はあるものの大夫解明してきているのではなかろうか。

森永さん、何の役にも立たないと思いますが、少なからず思いは受け取りました。余命、大切にして下さい。

5/4 高校事変18 読了

待ちに待った18巻。結構待った感あり。17巻で優莉匡太の子供達勢揃いしてどんな大事変が起きるのかとワクワクして読んだのだが、期待が大きすぎて少々物足りなさを感じた。面白いのは面白いのだが。

15巻での巫女学校を思わせるサマースクールでの事変。EL累次体も前回のラスボスに利用されていた事を知り、ラスボスvsEL累次体vs優莉匡太チルドレンの三巴の抗争。色々関係が重なっていて、あれっどっちのチームだったっけと忘れる事もありつつ、一進一退の攻防はやはりページをめくるのが早くなる。それにしても、キャラとして仕方ないのかもしれないが、凛花の扱いというか、置かれている立場が可哀想で可哀想で、いっそひと想いにやっちゃってあげてとも思えてくる。

 

以下ネタバレ

 

でも今回の最後の方は、ウソっ。とうとうそう来るか、今まで想像すらしなかった展開となり、更なる新展開の高校事変になるんだと意外でありかつ寂しい思いになってしまった。最後まで読むと、まんまと嵌められたことがわかり、悔しいのだが、安心したという気持ちのほうが大きいかも。

18が出るまで期間があったので、もうこの巻でオーラスになると思っていたのだが、読みが甘かった。

4/27 お前の罪を自白しろ 読了

前回読了後、1ヶ月以上経ってしまった。本はすぐ買ったのに。

それだけ面白く無かったって訳じゃ無いけどなかなか本開く気にならなかった。やっぱり電車通勤でないと読む体制が整わないのかも。

大物政治家の孫が誘拐されるのだが、犯人の要求が金銭ではなく、その政治家の罪を会見で告白しろというもの。

正に今、世の中で騒がれている様な汚職が数年前の小説で描かれており、フィクションでは?なんても感じた。

犯人が要求した告白するまでの期限がとても短いので話の展開も早く、政治家は告白するのか、するとしてもどの程度するのか、人質は助かるのか、犯人は誰なのか、色々ワクワクしながら読める本だった。なのに、なんで読了までこんなかかったんだろう。本離れし始めているのかも。

犯人の同期がちょっと突拍子もなかった様に感じたが、ちょっとしたミステリもあって全体的には面白かった。

3/10 文楽 人形浄瑠璃 鑑賞

街のポスターで瀬戸田人形浄瑠璃が来るげな。なんでも瀬戸田出身のお師匠さんの凱旋公演とか。それだからかわからないがチケット代が格安3千円。これは観にいかねばと公演一週間前位にチケット購入。後数席しか残ってなかった、当日券にしないで良かったと一安心。

さて瀬戸田。一人で行くのは初めてで駅前から船で20分。公演は14時からなので、瀬戸田のどこかで食べるとこあるだろうと何も調べず上陸。耕三寺までの仲店通りは閑散としていて、食べるとこ無いかなぁと歩いていると、古民家の玄関にちっちゃい字で「あおり」と記された看板、玄関前に情報量の少ない立て看板、よく見ないと気付かないイカの食堂を発見。メニューはイカ定食とイカフライ丼の2つのみで定食は売り切れ次第だって。でもよく見ると定食が2千円弱、丼が千五百円ぐらいと値がはるではないか。イカは好きだけど、高いなぁ、でもこの先店無さそうだなぁと逡巡して、意を決して店へ。中は古民家風でけっこう広い割には座席数が少ない。中で待っている客が二組。店の人に、予約もあるのでちょっと待ってもらうけど良いかと問われ、時間もまだあるので待つことにした。定食後数食だけとどうするかと聞かれ、売り切れになくらいのものなので期待を持って定食にする。待つこと30分くらいでカウンター席に移動。それから数分で品物配膳。ご飯と味噌汁、イカ一杯程度の刺身と小鉢でイカの天ぷら。面白いのが、生卵が付いていて、特製タレと混ぜてイカに付けて食べる様になっていて、余ったタレは後で卵ご飯にするらしい。なるほど考えたねー。と思いつつ、イカ刺身を一切れ。ウマイッ。こりゃいけると一口食べるたび独り言を言っていた。天ぷらもウマイ。最後の卵かけご飯もウマイ。金額忘れるくらい大満足だった。瀬戸田の「あおり」。今度誰かに紹介しよう。

腹もくちくなったので文楽の会場へ向かう。歩いて10分以内の所。こんな所に会場あるのかなぁって感じの田舎町にでんと構えた文化会館を見つける。会場200人位のキャパ。なので一番後ろの席でもけっこう舞台が近い。

人形浄瑠璃って人形を人が操って芝居をするのだが、3人1組で、操るパートが決まっており主遣い(おもづかい)、左遣い、足遣い、それぞれ、かしらと右手、左手、足を動かすのだそうだ。人形の大きさが4、50㎝なので、当然操る人はハッキリ見えながら操作するのである。主遣い以外は黒子の装束、主遣いのみ派手な和服。なので、操る人が丸見え。音は確か三味線のみで、語り部が全てのセリフ、状況を声を変えながら進めていく。

演目は2本あって、1本目がヤジキタみたいな感じのやつで、操る人達が煩わしく、頻繁に足音をならすのでうるさく感じ、人形浄瑠璃ってただ伝統を重んじているだけの文化で、よっぽどサンダーバードやひとみ座の方が面白く凄いと思った。

が、である。2本目の母娘の再会を演じた題目、これほど素晴らしいものはないと、これが伝統芸術たるものだと、モーレツに感動した。1本目に感じた3人の操者は全く気にならず、足音も1本目と同じぐらい鳴っているのに、これがバックグランドミュージックに聞こえてくるのである。母役はずっと舞台にでっぱなして、これがまた、人間が演じるよりもリアルな動き、いや表情といった方が良いかも、とにかく目を奪われ、かつ感情が伝わり、感動して涙したのである。伝統文芸恐るべしである。これを3千円で鑑賞できた事、瀬戸田出身の家元さんに感謝です。名前を覚えてないのは凄い失礼だけど。

この日はすこぶるついていた日だった。

 

3/10 オール・ノット 読了

柚月さんの講演会でサイン欲しさに買った。「今までの柚月さんと違う」なんて言葉が帯に書いてあったので購入。しかも文庫でなく新書。

最近電車に乗らないので、本を読了する時間が極端に長くなった。なので、一気に読めず、前の方を忘れながら読んでる感じ。結果、面白さが減っているのだろうか。正直、余り面白くなかった。

何をやっても上手くいかない女性が、風変わりな叔母さんと会い、親しくなり、少しずつ成長していくって言う話で、「BUTTER」と似ているなぁと思いながら読んでいたら、途中からその叔母さんの生い立ちを追いかけて、さらにその叔母さんの親やら友人やらの生い立ちを描いて、最後に主人公の女性が総括してるって感じの本だった。途中、社会的な不条理なども挟みながら現状起こっている社会問題をさり気なく避難している所もあるが、なんか弱い感じがした。講演で「作家は世の中のBUGになれ」っていたのにちょっと残念。

この本、女性の同性愛とか宝石の話な洋服の話や料理の話が多分に出ているので、女性には面白いのだろうなと感じた。こう書くと語弊が有るので、私の興味はくすぐらなかったと訂正。

内容よく理解してないけど、題名のオールノットって真珠ネックレスの結び方だそうなのだが、本の題名はこれよりもビーフティーにした方が良かったのではと思うぐらいビーフティーが出てきた気がする。

 

2/4 六人の嘘つきな大学生 読了

とある優良企業に対する就活の話。パンフレットに、働きやすく、福利もしっかりしていて、給料もそれなりに高額と記載している企業の就職試験で六人の学生が恐ろしほど高い倍率を通過して、最終面接する所まできており、最終面接では学生だけでディスカッションをして全員が内定すると言われている。その最終面接までは少し日にちが空くので学生達はその間、お互いの事を知るために何回か会って勉強会をする事に決め、実際に何回か会って、ある程度の親睦を深める事ができた。が、最終面接の数日前に会社から連絡があり、会社の事情により一人しか内定できなくなった、最終面接は案内通り学生達だけでのディスカッションで行うが、テーマは「内定者を一人に絞り込む」と言う事になった。そのディスカッション中に、謎の封筒が見つかり、その中身が、全ての学生達のマイナスイメージの告発メモで、その内容が明らかになるに従って、六人それぞれ疑心暗鬼になり、誰がこの封筒を置いたのか、誰がこの告発を作ったのかが争点となるディスカッションとなっていく。

小説の中盤、犯人が解るのだがそこから話は急展開。誰かは終わり間際でないと解らないが、この六人の内一人が自死してしまう。その内容をこれまた六人の内の就職が決まった一人が自死の理由を究明していく内に意外な真相が発覚していくのである。ほーなるほどそうくるかって言う展開が面白かったし、大筋には関係ないが、そこがつながってるのかと、感心もした。

自分の就活なんて、売り手市場の時だからさほど苦労していないが、今の就職活動って大変なんだなぁと思った。

色々考えさせるところもあって、面白かった。

2/11 100分で名著 放浪記

林芙美子さんの生誕百年の記念公演で、柚月麻子さんの放浪記についての講演がある事を知り、以前感想にも記録したが、放浪記に余り良いイメージが無かったので、どんな講演するんだろうと興味津々で参加。

放浪記って、何回も何回も改稿しているらしく、最近出ている放浪記は、かったるくて余りいいイメージを聞かない、読むなら、初版のもの、ページ数も少なく、日記なのでどこから読んでも面白いとの事、改稿は林芙美子さんの見栄で、作家として売れるに従って、カッコ悪い表現を省いて行ったんだと。とても頷けた。といっても、初稿を読もうとは思わないけど。

でも、柚月さんの話の中で、初版の放浪記は、現代のSNSだという話があったが、なるほど、と思い、そう言う読み方すると面白いだろうとも思った。それと、話の中で面白かったのが、創造を糧としている人へのアドバイスで、世の中のバグになれって言葉。これも心に響いた。諸先輩方のアドバイスの通りやっていても面白くないし、超える事もできないし、何を言われようが、我が道を責任持って行く事が大事。その通り。自民党の若い人達もこう言う考えだっらいいのに。

この講演で柚月さんの本を売っていて、購入するとサインもらえるとの事で、ミーハー心が沸いて一番安い本、雑誌程度の本がこの本。講演の主旨がこの100分で名著の話しだったので、興味もあった。でも、この雑誌持ってサインもらうのもなんか恥ずかしく、ついでに新刊のオールノットも購入しこちらにサインもらった。

この100分で名著では、一般的に林芙美子さんは不幸せを背負って生きた人と言われているが実はそうでは無かった事がメインに描かれている。私も、放浪記読んでの感想が、勝手わがままな女性の日記と評していたので、決して不幸とは思わなかったので、大いに共感した。

ただ、世の中がまだ男尊女卑がバリバリ当たり前だったので、簡単な生活でなく、世の中と闘いながら生きたことは十分想像できる。

NHKの番組も観てみたいと思った。

講演直前に知ったのだが、柚月さんて、以前読んだ「butter」の作者だった。柚月さんもまた、文壇の高齢者達と闘っているとの事だった。