8/20 本性 完読

面白かった。

9章からなる小説で、最初の4章がちょっと特殊で胡散臭い人達が主人公で弱さと強さを見せながら、それぞれの数日間が描かれているのだが、それらに必ず現れるのが、サトウミサキとテレビから流れてくる多摩川河川敷のコンテナ内で発見された女性の遺体。後半どうかかわっいくのだろうと期待をして5章に入ると、突然2人の刑事の話になり数章の間、前半となんら関わりのない捜査の話が続き、かったるい感じがしたのだが、丁度いい所で、その捜査線上にサトウミサキの名前が上がった時は戦慄が走った。ただそこではまだ名前が出ただけで、そこからどう繋がっていくのだろうと次から次へと読んでいった。

ちょっとでも内容書くと必ずネタバレになるから内容には踏み込まないが、とにかく面白かった

終わり方も、下巻が出るんじゃないかと思わせるような終わり方で、スッキリとはしないがこれはこれで良く考えているなぁと思った。