1/20 ふたたび嗤う淑女 完読

前作が面白かった分、期待が大きすぎて、ちょっと残念だった。内容的には、ある中堅議員の講演会の人やら資金繰り団体の人やら秘書やらを前作同様言葉巧みに操って、希望を持たせたところで突き落とす、といった内容で、オーラスには意外な結末が、なのだが、途中から、こうだろうな、と思った通りの展開で先が読めてしまった。しかも、前作と同じようなトリックだったので尚更うーんと感じてしまった。特に、騙す対象が政治家の周辺の人なので少々話が硬く、かったるい感じもした。

ただ、内容的にはよく書けていて、フィクションではあるものの、政治家の周りって本当にこんなんばっかりなんだろうと思ってしまった。