2/2 ノースライト 完読

横山秀夫さんの名前をどこかで見た様な気がして履歴を調べると2019年、(3年前)に読んだ「半落」の人だった。その時の感想は電車で泣いたほど感動したとの事。正直な所、今回のノースライトは専門用語が多過ぎたりして、とてもかったるく感じ、読むスピードも遅々としてすすまなかった。ただ、後半、或る仕事をチームで短期間で進めるシーンは圧巻で、正直、感動してまたもや電車で泣いた、涙を流していた。しかも、先程専門用語云々書いたけど、ここでは、3人のやりとりが数ページにわたって続き、内容の詳細はよくわからないのに、物凄い勢いで読み、解らないくせに泣いていたのである。

建築家って単なる設計屋という間違った見方をしていた。芸術家なんだ。今となっては当たり前の様な気がするが、建築設計をする時は、クライアントの事を充分理解し、何を求めているのか、どの様な思いで家を建てるのかを把握し想像して形を生み出していく、物凄いクリエイティブな人達なんだと改めて理解した。

この件が物凄く感動したので、ミステリー部分の解き明かしの所は、腑には落ちたが、成程、ぐらいだった。

薄々気づいていたのだが、これって、NHKでドラマやったやつだった。改めてドラマの方も見てみたいと思った。