2/8   木曜日の子ども 完読

前半はどうなっていくんだろうとかなりひきつけられたが、終盤で失速した感じ。もう少しミステリアスでサスペンス感が欲い。

7年前に中学校で毒薬を使った殺人が起き、犯人はすぐ捕まって解決、その7年後、中学生の子どものいる女性と結婚した男(主人公)がその中学校のある街に引っ越しし、そこで事件が起きていく。主人公は理想の家族をつくりたく、色々悩むのであるが、考えすぎだろって思う事が要所要所にあり、ちょっとしんどい所もあった。毒薬の名前がワルキューレって、ワルキューレは毒薬の名前にも使われてたんだ。知らなかった。後半の失速感は哲学的なところが多く判りづらいからかも知れない。