12/12 町泥棒のエゴイズム 完読

川崎駅周辺をジャック、町泥棒するって言う裏表紙、帯の文句に釣られて購入。川崎駅周辺の実在する施設名に合わせて、架空と思われる組織やら団体が章ごとに語り手を変えて、ある目的の為に町を盗むと言うお話。3分の2ぐらいまでそれぞれの章で語られることが、結びついてこず、どうやって、どう言う意図で、どんな関係性で結びつくのかかいもく見当がつかず、なんじゃこりゃと思いながら、読んでいったのだが、オーラスの展開で、あれよあれよとうまく結び付いていく様は心地良く、よくわからないけど涙が出てくる場面もあり、結果面白かった。

何日かに分けて読んだせいで、誰が誰やらよくわからないで読んだのだが、最後はなんか腑に落ちた。時間があったらまた読んでみたい本。