11/25 長い長い殺人 完読

久しぶりの宮部みゆきさん。蒲生邸から3年経っていた。他にも読んだ気になっていたが、これが2冊目。何で何だろう、話を進めるのが、いろんな人の財布、この財布を擬人化して、物語を回していたり、犯人の動機が目立ちたいからだったり、なんかどっかで聞いた様な、見た様な、読んだ様なそんな内容だった。解説に書いてあったのだが、それでも何で財布?ってずっと考えてたんだけど、なんだかパッとせず。長い長い殺人って題名も何で?って思ったりで、なんか面白いけど腑に落ちない小説であった。いっぱい本書いているのでもっと面白いイメージあったけど思い過ごしかな。

それでも、4つの殺人事件で、追うもの、追われるもの、関係ないもの、色んな人約10名の生き様は、短編を読んでいる様で、それぞれの物語は興味をそそられた。最終的にもう少し絡み合っていたらと残念なんだが、これ以上絡むと理解しづらくなるのかなぁ。って、まあまあ面白かったんだろう。

財布が狂言回しでなかったら、半分で物語は終わっていたのだろう。