2021-01-01から1年間の記事一覧
背表紙の宣伝文句で短編だけど最後に繋がるみたいなことが書いてあり、目次を見ると、緑字とか闘字とか金字とか書いてあり面白そうなので購入。背表紙の内容は勘違いしていて短編が繋がるということはなかったが、全体的になんか面白かった。正直、全く理解…
福山で観たのだが、久々にやってしまった。半分以上寝てしまった。なので面白さもつまんなさもまるでわからず。見る前に読んだ解説で、市民ケーンの脚本家の話という事で、短期間でオーソンウェルズ監督の脚本を書いていく物。基本的にベッドの上で代筆で書…
これも、舞台にしたら面白いのではと思った。なんせ登場人物が少ないし、基本的に閉ざされた空間での展開なので、舞台化しやすいと感じた。主人公が目覚めるところから始まるのだが、そこは閉ざされたシェルターで、すでに3人の人物がそこに居る。彼らは、事…
約5ヶ月ぶりの高校事変。いよいよ長男との対決。主人公の結衣がやられてもやられても立ち上がっていく姿は感動もするが、やられすぎじゃない?って思ったりした。長男の架禱斗(かいと)も、今回出てくるロシアの兵士も強すぎで、文字だけで判断すると、ボロ…
題名に惹かれて購入。結論から言うと面白かった。これも舞台にできないかななんて思ったりした。CPだのAIだの、デジタル庁だのと、数字的、科学的、論理的な事が重要視されるなか、忘れ去られつつある御伽噺達の物語。オリジナルな内容で数多ある御伽噺をア…
最近ルポ物が面白く購入。内容は興味深かったが、読み物としてはイマイチだった。震災で原発が爆発し、その被害者へ東電が賠償をするのだが、その審査基準が曖昧で、不正支払い等が多分に有る事を、当事者のインタビューでまとめたルポ。その当事者は、良か…
特にこれといって選んだものでは無かったが、とても読み易く、面白かった。 4人の主要人物の設定が面白く、それぞれがそれぞれの、ある意味特異な家庭で幼少期を過ごし、中学校で仲良くなり、とある事件に遭遇し思わぬ方向へと流れて行ってしまう。彼等の友…
会社帰りで、時間が合って、洋画で、と選んだ結果、カポネかこれで、早い時間に終わるので選択。プエルトリコのあるアパートで、警察と住人と凶悪犯罪者集団のドンパチの映画。そのドンパチが、最大級のストームが来ている時に行われるので、連絡もできず、…
本当に何となく購入。鏡の中に映っている人物が自分ではない気がして、その鏡の中の人物に殺されると言ったミステリーを盛り込んだ推理小説。第一の殺人で、現場にあった血の足跡が鏡の前で途切れている。このトリックは後々考えればそりゃそうだと思うけど…
映画館の日で1200円だったので観に行った。前にも書いたが最近はアニメと日本映画が多く、面白そうな洋画があまり見当たらない。という事で、これで良いか、って感じで選んだ映画。韓国のスパイアクション物の映画。体調悪いせいか、始まる前から睡魔が押し…
週刊誌の女性記者が、殺人の罪で留置所にいる女性のインタビューを週刊誌に載せようとするも、その女性の生き様に翻弄され、自分だけでなく友人までも巻き込み、壊れてしまうのだが、自力で立ち直っていくと言うお話。この女性記者は、仕事一点張りで、数人…
パラパラとめくったら、刺青の人の写真やら、ヤバそうな顔の人の写真やらが出ていて、自分の知らない川崎が書いているのだろうと思い購入。しかも新刊本。基本的には、43回の殺意での内容とほぼ一緒だったが、そんな中でヒップホップで成功した人たちを中心…
副題に「安倍官邸 vs.NHK」森友取材全真相 とあり、最近ルポにハマっているという事もあり、また、元NHK記者がNHKを辞めてまでも突き止めた真相を知りたくて、購入。正直な感想。つまんなかった。どう読んでも著者の自慢話にしか聞こえず、もっと言うと、森…
伊坂幸太郎さんの本は2冊目。一昨年の今頃、マリアビートルを読んだ。今回は、新潮文庫の紅白本合戦で男性一位だったので購入。マリアビートルでは殺し屋達の攻防の話しで、今回は、誘拐、強盗、泥棒、立て籠もりの話しなのだが、これら犯罪者を、普通の一般…
先日ZOOM見た時の宣伝予告で面白そうだったので鑑賞。ど真ん中に10畳くらいの穴がある20畳くらいのコンクリート造りの留置所みたいな箱の中。穴から上下を覗くと、終わりが見えないくらいの階層があり、その穴と同じ大きさのプラットフォームが上下するのだ…
ペストでロックダウンした街の様子を書いている小説。コロナ禍で、全世界がロックダウン状態になったからか、本屋のランキングでずっと上位だったので購入。正直、読むのに疲れた。翻訳者のせいなのか、原作がそうなのか、私の読書力のせいなのか、とにかく…
23日はいつもいく映画館の日で1500円なので、良さそうなのがあったら観るつもりで行ってみた。最近は、アニメと日本映画が多く、なかなか観たいものが無いのだが、時間がちょうど良くて、外国映画で、少しでも触手が動けば、観ることにしている。そんな中で…
ダブルカバーの文庫で、カバーにおどろおどろしい感じの文字で、「タイトルを隠して、この本を読んで欲しい旨」をつらつら書いてあるのが気になって手にした。内側のカバーのあらすじを読んで、実際にあった幼女連続誘拐殺人事件のルポルタージュとわかり、…
作者の名前が「道尾さん」と故郷尾道の名前に似ていたという事だけで購入。背表紙でも4つの物語が最後に集約するって書いてあったのでどの程度のものかも知りたくなったのもの購入理由の一つ。それぞれの章の題名が、「心中花」「口笛鳥」「無常風(つねなき…
既に還暦に近い自分であるが、大人になったなと感じた事は一度も無し。学業を卒して後、親元を離れて、都会で暮らし、結婚もし、子供もでき、子供の成長も見届け、仕事もあと数年で全うできる現状、今だにである。大人とはなんぞやと聞かれたら、自分で生計…
川崎が舞台だったので購入。数ページ読んだところで、5年前の実際にあった事件のルポだと言うことに気づいた。その当時、少しは衝撃だったが、すっかり忘れいた事件。今、読み返してみると、衝撃どころでなく、物凄く考えさせられた。中一の少年が、仲間だと…
コロナ禍の中、故郷である尾道に帰省した折、見つけた本。尾道が舞台になっているので気になって購入。ぱっと見、何となくゆるい感じがしたが、さほど期待もせず読み始めた。茶寮、抹茶とか茶席で出す様な喫茶店、を経営していた父親が亡くなって、そこを処…
物凄く展開の早い誘拐物。第1章で一つの誘拐事件が起こり、犯人は捕まらないまま迷宮入りとなる完全犯罪で幕を閉じてしまう。それを、誘拐された少年の父親が死ぬ間際に息子宛に綴った手紙を中心に書いてあり、それだけでも、凄いと思って読んでいった。2章…