2/8 メディアの闇 完読

副題に「安倍官邸 vs.NHK」森友取材全真相 とあり、最近ルポにハマっているという事もあり、また、元NHK記者がNHKを辞めてまでも突き止めた真相を知りたくて、購入。

正直な感想。つまんなかった。どう読んでも著者の自慢話にしか聞こえず、もっと言うと、森友事件を餌にして俺はこんなに凄いんだぞって伝えたい本としか思えなかった。
確かに凄い人で、かなり苦労して真実を暴こうとしている姿には頭が下がるが、題名と全く一致しない。苦労して取材した真実をNHK上層部や官邸の力でねじ伏せられている事はわかるので、メディアの闇と言うのはなんとなくわかるが、おおかたの国民は既にそう思ってて、その事を、こんなに苦労して取材しているんだぞ、こんな凄い手法を使って裏をとっているんだぞって言っているだけ。
後どうしてもいただけなかったのが、二番機、三番機の表現。こう言った軍隊式の表現を通常使っているメディアって何なの?って思ってしまった。自分としては特に反戦主義でも無いし、好戦主義でもないけど、未だにこう言った言葉が飛び交っている社会じゃぁ、変わり様が無いよね。NHKだけじゃ無く、国会とか、ドラマとか観てても、実際に権力で揉み消してるものいっぱいあるんだろう。権力を持った事がない者のひがみかも。