4/9 高校事変X 完読

5ヶ月ぶりの高校事変。いよいよ長男との対決。

主人公の結衣がやられてもやられても立ち上がっていく姿は感動もするが、やられすぎじゃない?って思ったりした。長男の架禱斗(かいと)も、今回出てくるロシアの兵士も強すぎで、文字だけで判断すると、ボロ雑巾の様になって、もう無理じゃんと思うのだが、知恵と精神力で立ち上がっていく。少々、ドラゴンボールの様にも見えた。途中、仙豆を感じさせる所も有ったし。

それでも、物語的に面白く、次から次へと読んでいった。

今までのを読み返したくなるくらい今回は色々と繋がっている感満載であった。今までの事変はあくまでも、半グレ集団や反勢力との抗争だったが、今回は外国での本格的な戦争の中での闘いで、全く歯が立たない結衣に、思いもしない助けが入り、数時間でプロの戦争に対応できるくらい成長していき、ぼろぼろになりながら、本当にぼろぼろになりながら、大いなる犠牲をはらった後の勝利は、胸のすく思いで、かつ、虚しさを感じた。

全ての根源が長男架禱斗の仕組んだもので、では、恐らく、日本国中を巻き込んだ、悠里匡太のニ男三女とその愛人達の家族対抗大事変となって幕が降りるのだろう。9月末が楽しみである。