5/26 アクロイド殺し 読了

初めての、外国の小説。カタカナの人名がなかなか覚えられないので敬遠していたが、チャレンジしてみた。数年前に日本のドラマとしてやっていたのを見ていたので、ある程度わかるかな、とも思っていたので。ただし、犯人が誰かは全く覚えてなかったので、それはそれで推理小説読んだって気にはなった。

読み終えて、ほーなるほどって感心したのだが、読んでいる途中のポアロのジョークを交えた会話とか、他の登場人物の何気ない会話とか、かったるくて、電車の中で何度も寝てしまい、同じ数行を4回以上読んだ所が何か所あっただろうか。

読み終えた後、解説読んで、あーそう言う事だったんだ、と改めて気付かされ、全く理解しないで読んでいた事が全くもって恥ずかしい。

このアクロイドの殺人って、刊行当時、肯定派と否定派に別れたそうだ。否定派は推理小説で流行ってはいけない事、要は前半必要な事は隠しておいて実は、みたいに読者に対してアンフェアな事をやっているという主張。いやいや、前半隠している事を探偵自身が知るのも、読者と同じタイミングなので、新しい感覚の作品だとするのが肯定派。

私などは、前半隠している事もよく解らず読んでいたので、肯定派の賛成ではあるが。