12/15 冷たい手 完読


30前半の女性が主人公で、後半事情がわかるのだが、過去に辛い経験がありながら、その事を忘れよう忘れようとするが、ずっと引きずって生きている。
この辛い経験はもう一人の別の人と一緒に経験しており、常に思い出すのが嫌で、一年に一回だけ会っている友人である。この友人が、殺されるという事件があり、主人公が犯人に疑われ、真相を追求して行くストーリー。過去の事件と、様々な人が関わり合って、意外な人が犯人となっている。主人公もまた、過去の事を引きずって、警察にありのままを話さないとか、急に変な行動を起こすとか、犯人の要素バリバリでどうなっていくのか読み進んでいった。
この小説も、少女虐待の要素が多分にあり、このところそんな小説ばかり読んでいる気がする。決してそのジャンルを選んでいるわけでは無いのだが、この手の小説が多いのだろうか。