5/19 インシテミル 読了

まあまあかな。なんとなく聞いた事がある題名だと思ってたけどやっぱり映画化されてた。結構な豪華キャストで。

閉ざされた空間で、一定人数の登場人物で連続殺人が起きる、いわゆるクローズドサークルってやつ。って知ったふうに書いてるけど、この言葉は今回初めて知ったのだが。

面白いのは、求人広告を見た人が高額の時給に目が行き、さまざまな思いで募集して集められた12人が登場人物で、それぞれの関係性が殆ど無く恨みつらみが無い事、集められた場所が面白い構造をしている建築物である事、12人がそれぞれ別々の凶器が割り当てられる事、高額な時給に加えて、殺人を犯したり、犯人を割り出したりしたらボーナスが出る等の給与加算システムである事、などなど興味のわく状況が重なっている事。

恨みつらみの殺人なのか、お金に目が眩んでの殺人なのかが解らないまま殺したり犯人探ししたりで、どんでん返しもあってツルツル読めた。

ただ、人物像が後半にいくに従って急に見え始めるのが何となくえーそうなの?ってちょっとあざとく感じた。解決する為に前半はあまり触れないでおこうってしたのかなぁと勘繰ったのは自分だけかもしれないが。

正直、深くは理解できてなく、こんな感じなんだぐらいしか読めてないので、映画を観て理解を深めようと思う。