9/3 下山事件 暗殺者たちの夏 読了

題名通り、下山事件の物語。フィクションでなくて、あくまでもノンフィクションとの事。

下山事件手塚治虫の「奇子」に出てくるのでなんとなく知っている。アメリカや政府やヤクザなどが絡んでて真犯人はわからないままと言うのも知っている。

この小説は犯人を特定して話が進み、アメリカや政府や機関が、どうしても自殺にしたくて、うやむやになったったってなつている。面白いのは、その経緯、なぜ列車に引かれて死ななければならなかったのか、から始まって、下山総裁の動向、犯人たちの計画や実行、後半では捜査の動向や、アメリカや政府の動きをほぼ同じ時系列で綴っているため、スピード感あり、とても緊迫するので、大変面白かった。人名とか役職とか結構おいていかれたが、それでも話の筋は良くわかった。

フィクションじゃ無いので最後の登場人物のその後は蛇足だった気がする。