8/25 神様からひとこと 完読

最近読む速度が遅くなってきている。小説に飽きてきたのかも。

若い頃つっぱって生きてきて、就職するも人間関係うまく行かず、再就職先でも上司と対立して、リストラ要員が集まる部署、お客様相談室に飛ばされるのであるが、そこでいろんな人間関係を経験して成長していく様を描いた小説。
文章もわかりやすく簡潔に面白おかしく綴られているので、面白かった。
読んでいる途中、半沢直樹ばりの、経営者の独断さ加減とか、それに憤りを感じながらも尻尾を振っている上司達が登場。今、世の中みんなそんな感じなんだろう。自分も含めてだが、小ぶりの人間ばっかり。
その会社のスローガンがお客様は神様云々でありお客様相談室にかかってくる電話は、理不尽な物も含め、それこそ神様からの言葉であり、その言葉を通して成長していくので、この題名なのかとも思ったが、半年前に出て行った彼女との事もなんとか修復しようとし、たまたま公園で出会ったジョンレノンばりの風貌の人から、久し振りに会う彼女にかける言葉のアドバイスを貰うのでこの題名なのか、両方であろう。だとすると、最後の言葉はちょっと軽いかなと感じた。