8/16 ジュラシックワールド 鑑賞

今日はプールが休みなので映画でもと思い会社帰りに恐竜世界へ旅してみた。

正直、ほとんど期待してなくて、と言うのもジュラシックパークと新旧合体とか変な宣伝文句で、ご都合主義、前作ぐらいから、タイミングよくその場にあった恐竜がいきなり出たり、良い人達は絶対喰われない等、の映画だと思っていたから。

確かにご都合主義ではあったが、面白かった。最初の方は何言ってんのかよくわからず何気に観ていたのだが、中盤ぐらいから、あーそう言うことかって理解でき、そこから恐竜世界に引き込まれた。

恐竜との共存をするって事で、人間と動物と恐竜が同じ空間で過ごす?馬とかは手綱とか鞍とか付けられて人間に操られて恐竜はその乗馬している人間に誘導されている、そんな状況って共存では無く、人間の都合のいい様に飼い慣らされているだけじゃん。共存なんて絶対無理。

今回の映画のポイントはイナゴ。恐竜のDNAをイナゴの中に入れて仔犬ぐらいのイナゴを生産して大群を作り作物を食い散らかそうと考えた悪い人が、主人公達の活躍でやっつけられるっていう話。デカいイナゴは気持ちわりー。

ブルーっていうラプトルは配偶者なしで子を産み育てることができ、その子どもが悪者にさらわれる。そのブルーの遺伝子を研究して自ら子を出産した博士がいて、その子を育てているのが主役の二人で、その子もブルーの子と一緒に悪者にさらわれ、主役は悪者のところへ。一方旧主役達は、イナゴの関連で悪者のところへ、と言う感じで新旧が合体するのだが、とても自然でなる程、と思った。

性が一つでも子孫を残せる様になったら、特に人間は両親という概念が無くなり、ひいては家族ということも無くなっていくんだろうなぁ。

クライマックスはどうしてもティラノサウルスを使いたかったんだろうことはわかったが、第一作の様なもうちょっと象徴的な映像にして欲しかったなぁ。雄叫びに合わせてジュラシックパークの横断幕が落ちた様な。ここ観て深読みしすぎて泣いたもんなぁ。科学や技術の進歩は称賛するけど、人間如きが生命を操作して実物を作り出すことは自然への冒涜であり、案の定うまく行くはずもなく、その象徴がティラノサウルスと旗なのだが、映画の世界でもこんなに現実味のある映像を創ることもまた、冒涜に値するのではということで、スピルバーグSFXから手を引くという意味を込めてのあの旗なんだろうと勝手に思い涙したものだ。スピルバーグのその後の作品がシンドラーのリストだったのでなおさらであった。残念ながらその次は思いっきりSFXだっので己の思い込みに辟易したモノだが。

あーだこーだって書いたが、観終わった後、爽快感があったので、満足満足。