2022年3月19,20日 思いつき紀行②

日光へ

2022317日(木)、今週末は3連休だということに気づき、なんかせねば、と思いつき、そうだ温泉行こう、だとしたら何処?一泊でのんびりできる所、そうだ、日光に行きたかったんだ、日光って温泉有る?奥日光に有るじゃないか、と言うことでまずは宿探し。ネットで調べに調べ、奥日光、「やまみず樹」が良さげでリーズナブルで空いていたので予約。16時ごろチェックインにして、それまでは日光を満喫しようと計画を立ててみた。

日光と言えば、東照宮華厳の滝、サル軍団ぐらいしか思いつかず、2日間で行ける所は全部行ってみようと思っていたが、奥日光って、日光駅からかなり距離がある事がわかり、あまり無理しない工程を検討。それでも、せっかく行くのだから少しでも色んなところに行けるべく、少しでも早い電車に、730分新宿発「日光1号」を予約。通勤の時と同じぐらいの出発となった。朝ご飯は新宿駅でそばでもと思って空腹を少し我慢していったのだが、蕎麦屋が無い、開いていない、遠いの三重苦で断念。朝から駅弁を堪能すべく、彩り弁当のような物を購入。約2時間の電車旅なので、あっという間に日光に到着。電車降りる前に電車内でゴミを捨て忘れて、駅で捨てれば良いやと軽く考えていたのが甘かった。この日一日中、弁当のゴミをブラブラさせながら観光する羽目となった。途中にわか雨も降るし、なんで日だって感じだった。

それでも、電車の中で宿から電話あり、日光駅の旅プラザみたいな所で宿の名前出してバスのフリー券買うとお得ですとの事で、早速購入、結果かなりお得感があったのでまぁいいか。

まずは日光東照宮目指して徒歩で日光街道って言うのかどうか知らないが駅前の街を歩いた。やはり名物なのであろう、途中、生ゆば、をメインにした食道が多々あった感じがした。あと、買ってはいないが、家康コーラ、コーラに三つ葉葵の家紋がついているものがあった。さすが徳川のお膝元。

それと、途中最も気になったお店が、「雲IZ」と言うサル焼き屋。猿の形をしたたい焼きみたいな物なのだが、看板の文字が独特で、思わず店に入って、サル焼きを買ってしまった。Tシャツ売っていたら買っていたと思う。なんか偉い書道家が書いた文字なんだとか。

さて目的地までもう少しという所で、「二荒山神橋」と言う橋が見えてきた。この橋は宮へ行く最初の橋で縁起が良く、良縁に恵まれるとか書いてあったので、渡んなきゃと近くまで行ったら、なんと有料。しかも、通過では無く、渡ったらまた元に戻ると言うシステム。ちょっと渡んなくてもいいかとも思ったが、あまりケチ臭いのもどうかと思い、一応渡ってきた。まあ、景色は良かったので、文句言えた義理では無いが。

橋を往復したのち、東照宮への登り道にかかり、まず大きな社屋が見えたので、ここが東照宮かと思いながら、写真を撮っていたら、何のことはない、輪王寺と言うお寺だった。知らなかったとは言え、なんか恥ずかしかった。輪王寺を横目に見ながら更に広くなったゆるい坂道を登っていくと、見えてきた見えてきた。東照宮二荒山神社と大猷院の門。この日全部見られないと思い、東照宮のみを観光。厩の猿の絵、陽明門、眠り猫、家康廟、門が綺麗に見えるパワースポット等々定番の所は見て回った。猿の絵は見猿聞か猿言わ猿だけで無く、人生の縮図を書いた複数枚の絵とか、陽明門は工事中で美しく無かったとか、眠り猫があまりにも小さかったこととか、行ってみないと体感できない事を感じてきた。色々みて回った所、やたら石灯籠が多いと感じた。東照宮自体がパワースポットなので、かなりのパワーを貰ったんだろうな。あまり実感は湧かないけど。

そうこうしているうちに、お昼時を過ぎてしまい、たまたま、展示室の所にドトールがあったので、カツサンドをつまんだ。その後、展示物見て、その間ににわか雨が降り、雨宿り後に下山。ようやく割引されたバス券を利用する時が来た。この日は、16時ぐらいにチェックインよていだっので、東照宮前のバス停から、奥日光までバスに揺られ約1時間。その間、いろは坂を通り、華厳の滝の辺りを舐め、中禅寺湖を横目で見、龍頭の滝付近を通過して、徐々に雪深くなり、湯の滝付近から湯の湖を経由して奥日光に着。この時はまだ雪残ってるんだぐらいだったが、この夜、まだ降雪があり、明くる朝更に雪深くなっていた。

さて、宿である。すぐそばにスキー場があり、スキー客用のペンションのイメージ。ベッドを含め、部屋はさほど目を見張るものはないが、悪くも無く、畳みの空間もあり過ごしやすくはあった。

ただ、温泉が良い。良い。良い。あまり期待していなかったからかもしれないが、これまでに入った温泉で12を争うぐらい。しつこく無いくらいに湯が体に纏わりつき、温泉成分がいつまでも身体に付いているっ感じの湯。熱海の大湯温泉とどっこいどっこい。

食事も結構いろんな種類が出てかなり満足。中でも生ゆばの刺身は絶品だった。ただこう言う時だけは一人じゃつまんないなぁと感じた。調子に乗って日本酒飲んでしまい、食事後、20時かそこらだと思うが、すぐに寝てしまった。なんか勿体無い感じがした。

318日(金)、就寝が早かったので当然目覚めも早く、5時には目が覚めていた。朝イチで温泉に浸かり、前の日には暗くてよくわからなかった露天風呂の周りも素鳥の囀りと共に堪能し、加えてまだ少し降っている雪とサーっと通り過ぎる風に乗る粉雪と、雪国の朝を堪能した。結構雪が積もっていて、バスが動くのかと心配したが、常に雪が降っている所の方がそう言うことの対応はきちんとできているので、止まる事はほとんど無いそうだ。

朝ご飯は、パン食で、量的に少々物足りなさを感じたが、残念な感じではなかった。

さて、二日目はどう過ごそうかと思案。湯の滝は足元が不案内なのであまり進めないと観光協会の人が言っていたので、泣く泣くやめにして、龍頭の滝から攻めて行こうと決めいざバスへ。バス停前の広場は誰も踏み込んで無い雪の絨毯、ここぞとばかりに独り占めして、足跡を楽しんだ。

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バスに乗り込み、バスは瀧上口というバス停で降りて、歩いて瀧まで行けると教えてもらってはいたが、雪が深くそれどころでは無いのでは無いかと心配してバスを降りた。遊歩道の雪は歩ける程度に雪かきがしてあり、全く心配無用であった。龍頭の滝、写真で見るのとはやはり違い、素晴らしかった。一本の水が流れているのでは無く、幅の広い少々きつい傾斜の所を何本も水が流れている感じ。写真で見る所よりも上流側にその場所があり、目に映る光景よりも音が良い。水の流れる音に身体中が包まれている感じ。サラウンドでは聞けない自然の音。感動した。

次のバスまで時間があるので、龍頭の滝を尻目に、中禅寺湖北岸を華厳の滝方面にトボトボと歩く。華厳の滝まで歩けるかとも思ったが、馬鹿も休み休み言えって感じで、全く距離感が掴めていない自分が可笑しかった。

バスが来るだろう時間に合わせて途中のバス停で待つ。何分だったろう、暇だった。

バスに乗り数分で華厳の滝バス停着。そこから歩いて5分そこらで瀧の音が聞こえて来る。初めて目にする華厳の滝は荘厳で、見にきた甲斐があったと思った。ただ、でかいだけでは無いなんか霊元新たかで、なるほどパワースポット

って感じがした。エレベーターでお金払って下の方に行く事ができたので、折角だから降りてみた。約100mを一気に降りるエレベーターに感心した。エレベーター降りてドゴール空港を思い出すようなトンネルや階段を歩いてやっと展望エリアへ到着。確かに下の方から瀧が見る事ができるのだが、逆に距離が遠くなった感があり、上で見たほうが良かった。

華厳の滝を堪能した後は、日光方面へ降っていくのだが、途中、いろは坂があった。登る方と、降る方で道は違うのだが、両方いろは坂。登る時は、寝ていたせいか、ここがいろは坂って感じはなかった。下の時は気にして見てた。途中で気づいたのだが、カーブの所に一文字ずつひらがなの看板あり。そうかカーブごとにイロハ順に一文字づつ振ってあり、それがいろは坂の名前の由来なんだ、50近いカーブがあるからなんだ、と改めて気づいた。なんと気付くのが遅いのだろうか。

お昼少し過ぎて日光に到着。まずは昼ごはんでたまたま通り過ぎようとした食堂、まひるで食堂、修学旅行の学生たちが昼食をとりそうな所なのだが、生ゆばを売りにした店で、割引券も配っていたので釣られて入店。ゆばトマトラーメンの定食を食す。ここでも突き出しの生ゆばは美味しかった。

腹も朽ちた所で、この日は、二荒山神社と大猷院に行く事を決めていたのでまっしぐら。

あまり期待していなかったのだが、二荒山神社は出会いの神様で、一つの根から二つ、三つの幹がそびえている杉が多く、それだけの所とたかを括っていた。この神社の中に、神苑なる物があり、言うなれば神様の集う所って感じで、神様のテーマパークみたいな所。歩いているうちに何か取り憑いたみたいに全部見て回っていた。とにかくなんでもありみたいな所。輪投げがあったり、木を叩いて見たり、鈴鳴らしてみたり、石投げてみたり、などなど、書いていると何が楽しいんだろうって思う所なのに、全部体験しないと逆にバチが当たるんではないかと思わせる様なところ。それはそれで面白かったが。今まで手を出していなかった御朱印帳、思わず買ってしまった。一度は行った方が良い所だと思う。

さてもう一つの大猷院。家光が封じられている所とか。ここは特になんとも無かった。石灯籠が多いってことぐらいか。ここで15時半ぐらい。

1638分の日光8号に乗るべく東武日光駅に急ぐ。結構早く着いてコーヒーでもと思ったが、良さげな所なし。駅にあるちょっとしたコーヒー屋で買って立って飲んで時間を潰した。

この後は新宿まで一本。なんとも楽しい旅であった。