レッツ、ポジティブ

時は月末、給料日1週間前。懐には、全財産が3千円。「しか無い」か、「も有る」かは考え方次第。少し節制すれば何の問題も無い状況。ここで第1の迷い。細々と節制するか、一儲けしてプチ贅沢するか。前者は我慢というリスク、後者は一文無しで1週間過ごさなければならないリスク。どうしよう。本来であれば迷わず前者なのだろう。しかしながら、小鉄球依存に足を突っ込んでいる身としては、後者への決断は分を待たず。すかさず勝負の門を開けるのであった。次なる迷いは、どの場所のどの席を選ぶか。当たりは少ないが回転数がむちゃくちゃ多い席か、その逆で、回転数は少ないがめむちゃくちゃ当たっている席か。ここは、多いに悩む所。でもすぐにライバルに取られるので、時間もかけられない。従って、ここでは直感のみの決断となるのである。後は、一文無しか、プチ贅沢かは運次第。
なのだが、もう一つの試練が待っている。
「戻り」が少しでも発生した時である。
ここでやめてプチ贅沢を楽しむか、さらに続けて、プラチナ贅沢を目指すか、最も迷う所。大概の場合、今現在、いい方向に向いているので、迷う事は無いと思われるが、さにあらず。欲をかくと足元をすくわれる。その経験が何度も何度も何度もあるため、決断が難しい。その席の過去のデータ、その日の動向、周りの状況、本日の運勢、方位、正座、血液型などなど、総合的に分析すれば、良い方向で決断できるのだろうが、なんのかんの言って結局、続けることに決断し、毎度毎度、すっからかんになってしまうのである。依存症予備軍の悲しい性である。そんな時は、次があるさ、と完全なる開き直りで、生きる意欲を維持するしか手が無い。
☆☆☆☆☆☆

少々ふざけた内容であったが、迷っている時は大概こんな物で、何かを決断する時には、迷いは必ずあり、決断した事が残念な結果になっても、迷った事を次の判断材料にすれば、少しは、慰めになるかも。レッツ、ポジティブ。