7/20 事件 読了

宮部みゆきさんが巻頭に一文書いているとの事で購入。裁判の小説なのだが、ミステリやサスペンスと違う、裁判てこんな風に進んで、判事、検察、弁護士はこんな風に考えていると言った内容。巻頭の宮部さんの言葉には、小説家になる前は法律関係の仕事をして…

7/4 こどもの一生 読了

中島らもさんってなんか聞いたことのある作家なので、調べてみたが、聞いたことのある作品は見当たらず、劇団持ってて脚本でも有名な様だが知っている作品は無かった。その上、女性だとばかり思っていた。さてこの小説だが、面白さがイマイチわからなく結構…

6/29 砂の女 読了

読み応えあった。ミステリ、サスペンス、哲学、エロチシズム、その他種々の雑学。全てが混在している小説。こう書くと難しそうだと思われるが、表現がうますぎるのか、あまりイメージできていないけど何となく理解できるので、次から次にページが進んでいく…

2022年6月3〜5日 弘前、盛岡旅行

先輩経由で参加できることになった、2泊3日で行く弘前、盛岡旅行。羽田から青森までJALで飛んで、その日のうちに城ヶ倉渓谷、蔦沼、奥入瀬、十和田湖を回って弘前で一泊、2日目は南下しながら大沼、八幡平のドラゴンアイ、松川渓谷、上坊牧野を巡って、盛岡…

6/22 時の渚 読了

妻と息子を殺された探偵が主人公。その探偵が、余命幾許も無い老人から人探しの依頼をされ、それを遂行していく小説。その探偵はもと刑事で妻と息子をひき逃げで殺され、被害者の家族ということで捜査から外され、この事に憤りを感じ刑事を辞職。挙句の果て…

6/16 麻倉玲一は信頼できない語り手 読了

スルスルと読めたので、まあまあおもしろかったんだろう。日本最後の死刑囚に、資産家の家を飛び出した食えないライターがルポを書くためにインタビューする話なのだが、終盤とんでもないスピードで思いも寄らぬ展開で幕を閉じるという小説。時代は近現代で…

6/12 小隊 読了

かったるかった。実際の戦争、特に末端の行動についてはかなり詳しく状況が分かり、感心はしたのだが、その間に入る主人公の心情がわかりにくく、かつ話があっち行ったりこっちにきたりと目まぐるしいのでなおさらであった。買った時は一冊ものと思っていい…

6/2 文天祥 読了

次の本を本屋で探していたら飛び込んできた、文天祥。中国の歴史が好きで、陳舜臣さんの「中国の歴史」「小説十八史略」「秘本三国志」を何度も読んで、中国4000年の歴史の中で、注目する人物1人挙げろと言われたら、文天祥とずっと思っていて、過去にも文天…

5/26 アクロイド殺し 読了

初めての、外国の小説。カタカナの人名がなかなか覚えられないので敬遠していたが、チャレンジしてみた。数年前に日本のドラマとしてやっていたのを見ていたので、ある程度わかるかな、とも思っていたので。ただし、犯人が誰かは全く覚えてなかったので、そ…

5/19 インシテミル 読了

まあまあかな。なんとなく聞いた事がある題名だと思ってたけどやっぱり映画化されてた。結構な豪華キャストで。閉ざされた空間で、一定人数の登場人物で連続殺人が起きる、いわゆるクローズドサークルってやつ。って知ったふうに書いてるけど、この言葉は今…

5/12 神のロジック 次は誰の番ですか? 読了。

結論。面白かったし。考えさせられた小説。ダブルカバーもので、カバーに手描き文字でびっしり面白さを書いているのだが、その中身が、絶対に騙されるとか、大大衝撃の結末とか書いてあったので、どれほどのものかと、あまり期待しないで購入。8割ぐらいのと…

5/7 午後二時の証言者たち 読了

午後二時に小学生が交通事故で亡くなってしまった。事故の当事者、偶然その場に居た目撃者、最寄病院の担当外科医、当事者の家族、のそれぞれのことを書いている小説。この人達のうち、加害者と外科医が巧妙な手口で殺され、誰が犯人なんだろうと言うミステ…

2022年3月19,20日 思いつき紀行②

日光へ2022年3月17日(木)、今週末は3連休だということに気づき、なんかせねば、と思いつき、そうだ温泉行こう、だとしたら何処?一泊でのんびりできる所、そうだ、日光に行きたかったんだ、日光って温泉有る?奥日光に有るじゃないか、と言うことでまずは…

4/27 東芝の悲劇 読了

評価に値しない本。読んでてだから?って思う事ばかり。読んで損した感増し増し。悪いことした人達が居るのはわかったよ。だからって感じ。正直、最後までは読まなかった。こんな事は初めて。かったるくて、結論が無くて、ダラダラ読んだ事が無駄だったって…

4/14 イノセント・デイズ 読了

これも帯の文句で面白そうだと感じ購入。元恋人の家族を放火で殺害した疑いで逮捕され死刑判決となった女性を中心にして、生まれた時の産科医、小学校時代の親友達、一緒に暮らしていた姉、中学校時代の友達、元恋人、死刑判決後の看守が、この女性の生い立…

4/10 平場の月 読了

直前に読んだ本は30年ぐらい前に付き合った事のある男女のSNSでのやりとりだったが、今回の本も同じ様な50オーバーの同級生が、郷里でばったり合い、その後の二人の話。前者は、タンパクに会話が進んで、最後にえーって感じで終わるのに対して、この「平場の…

4/4 ルビンの壺が割れた 完読

完読って言うほどのものでなく、170ページ程度の薄い小説。帯には、大どんでん返しって大々的に書いてあり、どれ程の推理小説なんだろうと思い購入。結果的には面白かったし、考えさせる本であった。全編、フェイスブックでのやり取りで、そのやり取りは、30…

4/3 高校事変Ⅻ 完読

もうジェットコースター。本、丸ごと一冊、結衣と架禱斗のバトル。二転三転、いや四転、どころか、振り出しに戻るみたいな、二人のバトルを軸とした、今までの11冊の総まとめの様なな感じで、それなのに、ご都合主義でない所、凄い。正直、過去にいろんなこ…

3/27 十角館の殺人 完読

久しぶりの推理小説。3/20に夏物語を完読し、3/25に高校事変Ⅻ多分最終巻が発売されるので、その間に読み切れる本を選んだつもりであったが、少々オーバーしてしまった。後の解説で知ったのだが、この小説は20年前に書かれた本格推理小説なんだそうだ。そう言…

3/20 夏物語 完読

帯に村上春樹さんの高評価のコメントがあったので購入。特に村上春樹さんが好きって訳ではなく、それよりも村上春樹さんの本を読んだことがないのだが。650ページの長編で長いなぁと思ったけど、結果的に良かった。二部構成で、主人公は変わらず、一部と二部…

3/7 ボダ子 完読

ボダ子とは主人公の娘の事で、境界性人格障害→ボーダーからのニックネーム。大震災後のボランティアの中でそう呼ばれており、本人も気に入っているとか。この小説は、爾来小説って作者が言っているが、爾来=その後とかそれ以来という意味なのだが、爾来小説…

2/27 出身成分 完読

高校事変を読んだ時に、巻末の解説のところに、この出身成分のことが書いてあり、北朝鮮の脱北者からヒアリングしたもので、なんか凄い、みたいな事がかいてあったので気になっていた本。この内容が真実であれば、こんな状態でよく国が保たれているなぁと感…

2/19  歪んだ波紋 完読

アカラシア治療のpoem手術で入院の際、病院で購入。ちょっとしかない小説の中で一番面白そうだったのでチョイス。結局、入院中は1ページも読まなかったが。 メディアのフェイクニュース、メイクニュースに関しての小説で、結局のところ、こんなまがいものの…

2/8   木曜日の子ども 完読

前半はどうなっていくんだろうとかなりひきつけられたが、終盤で失速した感じ。もう少しミステリアスでサスペンス感が欲い。 7年前に中学校で毒薬を使った殺人が起き、犯人はすぐ捕まって解決、その7年後、中学生の子どものいる女性と結婚した男(主人公)が…

2/2 ノースライト 完読

横山秀夫さんの名前をどこかで見た様な気がして履歴を調べると2019年、(3年前)に読んだ「半落」の人だった。その時の感想は電車で泣いたほど感動したとの事。正直な所、今回のノースライトは専門用語が多過ぎたりして、とてもかったるく感じ、読むスピードも…

1/20 ふたたび嗤う淑女 完読

前作が面白かった分、期待が大きすぎて、ちょっと残念だった。内容的には、ある中堅議員の講演会の人やら資金繰り団体の人やら秘書やらを前作同様言葉巧みに操って、希望を持たせたところで突き落とす、といった内容で、オーラスには意外な結末が、なのだが…

1/15 嗤う淑女 完読

面白かった。高校事変ぐらい。本屋で買った時はさほど期待もしていなかったが、いい意味での期待はずれ。「ふたたび嗤う淑女」も売られているのを知っていたので、これを書く前に購入してしまった。読み始めは、女子高生のイジメの話で、イジメられていた主…

1/9 人 完読

なんだこりゃ、って感じの小説ではあったが、ほんわりと心に残ったものであった。東京で大学生活を送っている青年が、母親の死をきっかけに、大学をやめ、働きだしたお惣菜屋で出会う人達との交流で、少しづつ成長していく様な小説。この主人公はその数年前…

1/4  蟻の棲み家 完読

完読までに、結構長く掛かってしまった。主に電車で読んでいるのだが、読んでいる途中、何度も眠りを誘う本であった。本が悪い訳ではないとは思うが。 何気なく手にした本だったのだが、前回読んだ湊かなえさんの未来とテーマが同じだった事に驚いた。育児放…

12/23 未来 完読

私としては60点かな。それでも電車の中で3回は泣いた。それも涙を流しながら。一度はこれ以上電車の中で読めんと本を閉じるくらい。 題名が「未来」で裏表紙に数十年後の未来からの手紙が届くと書いてあったので、東野さんの「時生」の様なものかと思ってい…